すべての山に登れ 戦闘系ワーママのWLB日記(側弯症の子と家族と仕事と私)

パワハラやマタハラなんて概念もない時代から、妊娠・出産・育児(現在進行形)を何とか乗り切って生きてきた、周回遅れのオバサン管理職。
子育てもひと段落し、ほっとしたところで判明した、子どもの病気=特発性脊柱側弯症。
病気の進行&手術&看病そして成長の記録や、「子育て」+「子どもの病気&看病」を中心に「そんな状況でまだ働くの?」という邪気のない問いにより気づかされた「WLB」という名の無間地獄まで、幅広く繰り広げられる各方面との戦いの日々を、思いつくままに書いていきます。

ちょっと大人なお店にお世話になる(パジャマについて)

ポチとともに過ごす夏休み。


父母は通常運行なので、容赦なく早起きし朝食、8時には子ども2人で留守番と呼ばれるフリーダムタイムを過ごします。
フリーダムタイムをどう過ごしているかはここではおいておいて(一応爺&婆、妹宅と私宅の3家族体制で、宿題進捗管理&栄養補給&イベント実施などを行っていました)、
今回はポチ装着時の衣類について、個人的に一番困り、解決の過程が盛り上がった話をどうしても書きたかったので書いてしまいます。


主治医との話し合いを経て、夏休み中のポチは「外出予定のある日は朝の着替え時点で解除、一日家にいる予定の日は着替えの時に再装着」となりました。


家で過ごす時は主に「某T」の上にポチを着けて、イージーパンツや学校ジャージを着て過ごします。
どうしても外出する必要があるときは、パーカーを羽織って出かけていたようです。
(近所のコンビニまでが限界。それ以上の距離は次女をパシリに使っていた)


そんな中、ポチと衣類との関係で一番悩んだのは、パジャマです。


最初は綿の薄手Tシャツ&イージーパンツ型パジャマを着用後、ポチ装着して就寝していたのですが、ポチの上に何か着ないと、布団にポチの面ファスナーがくっつきまくったり、ポチにより寝具類が傷ついたりしたのです。
長女自身も「寝ているときぶつかっていたい。ビリビリ音がしたり布団が体にへばりついたりして寝られん」と言っていたので、この問題を何とか解決する必要が生じました。


かといって、ポチの上から着られるようなゆったりしたパジャマを探すことは至難の業。
どうしたものかと考えていたところ…


勤務先の最寄り駅までの間にある「ちょっと大人なインナーウエア屋さん」にて、まさに求めていたものを発見!
素材は綿、ウサギなどの耳が付いたフード付き半袖パーカー(すごい短パンもセットでついてますが、そこはあえて考えない)。
しかも大人用なので、もともと病気のため低身長の長女が着れば、ポチを完全カバー!


まさかこんなところに、こんないいものが!
2度の出産と育児、その後の不摂生によるお察しいただきたい体型の40女にとって、今まで特に用もないので見向きもしなかった「ちょっと大人なお店」に最敬礼。バッチリメイクでスレンダーな現役感満載の店員さんを直視することもまぶしすぎる私にとっては、仕事の新規事業プレゼン以上の緊張感で2パターン購入(ちなみにかなりお値打ちでした)。


早速試着したところ、思いのほかぴったり。
もともと「耳付き、尻尾付き好き」の本人も気に入りまして、本人、ポチ、寝具間の3者で、見事なWIN-WINの関係を構築できました。


この後、このお店では夏用パーカーの買い足し、冬用のフリースオーバーオール(当然、動物の耳、尻尾付き)の買い足し、手術後のガウンなどで大変お世話になるのですが、


あくまでメインの品ぞろえは「ちょっと大人なアンダーウエア」のお店なので、お店で品定めしているところを職場の人に見られたらちょっと、いやかなり恥ずかしいと思っていました(一応、入店時には周囲チェック)。


なんにせよ、意外なところに解決策はあるものです。一般論で済みません。


(ちなみにポチのためにせっかく買ったパーカーやふんわり系レイヤードファッションの服はポチなしの外出の時に着ており、目的と結果が見事に逆転。ちょっと悲しいけど細かいことは気にしない。本人がおしゃれに外出してくれれば気持ちも上がると割り切る方向でした)