すべての山に登れ 戦闘系ワーママのWLB日記(側弯症の子と家族と仕事と私)

パワハラやマタハラなんて概念もない時代から、妊娠・出産・育児(現在進行形)を何とか乗り切って生きてきた、周回遅れのオバサン管理職。
子育てもひと段落し、ほっとしたところで判明した、子どもの病気=特発性脊柱側弯症。
病気の進行&手術&看病そして成長の記録や、「子育て」+「子どもの病気&看病」を中心に「そんな状況でまだ働くの?」という邪気のない問いにより気づかされた「WLB」という名の無間地獄まで、幅広く繰り広げられる各方面との戦いの日々を、思いつくままに書いていきます。

協力者を探せ!(我が家の周囲の状況)根回しは大事です。

側弯症は、長期に経過を観察するため定期的に受診する必要があり、そのたびに我が家の場合だと半日仕事になる(北海道や沖縄など、もっと遠方からきている方はたぶん2泊3日コースだと思う)。


将来的に大きな手術となるかもしれないことを考えると、
本人の学校に理解と協力を求めることはもちろん、家族が何をどの程度サポートできるかについて改めて調べ、各々に協力を依頼した。


*夫:本社でデスクワーク業務(管理職)。専門医療機関と勤務先が近い。
   家庭の事情で休みを取ることに周囲の抵抗がある職場。大体7時帰宅。


*私:事業担当部署いわゆる「現場」勤務(管理職)。夫より遠方に勤務。
   専門医療機関は帰宅経路上。家庭の事情にかなり理解はあるが、仕事の性質上、
   スケジュールの融通が利かない。大体7時すぎ帰宅。


*長女(当の本人):中学2年生。帰宅部でダラダラ過ごす。テスト勉強は命がけ。
    朝一番に登校する関係で、学校の先生とは仲が良い。
    習い事週1+塾週2。
    弁当作り及び親の帰宅までの家事(風呂掃除、洗濯取り込みなど)担当。


*次女:小学5年生。体育会系文化部で結構頑張っている。
    習い事週1。帰宅後長女の家事補佐。


*爺&婆:各々専門職。
     ほぼ引退状態だが、不定期にオーダーが入る状況。二人ともそれなりに元気。
                 ただし、おばと父方祖母の介護で疲れ気味。


*おば:婆の妹。独身。
    多発性骨髄腫。ステージⅣ。化学療法を受けながら長女や次女・めいの様子
    を気にしている。


*めい(私の妹)家族:近居(糸電話のできる距離)
    妹が原因不明の炎症系疾患(リウマチとかSLEとか、わかりやすーい病気では
    ない)になり、箸も持てない状況で、主治医探しという名のたらい回し中。
    めい(小6)は中学受験しないのでのんびり育っており、次女とよく遊ぶ。
    義弟はとにかく多忙。全国の営業マンに心から同情する。


*夫方:夫がなぜか長女の病気について伝えるのを拒否。
    夫実家と我が家は、電車1時間半、車だと高速で1時間弱の距離で、協力を依頼
    できないほどの距離ではない。
    舅(現役バリバリ)、姑(難病で疲れやすい)。
    姉夫婦&めいS(遠方。元気)
    弟夫婦(おいを出産後、色々あったので、お察ししますが・・・)


あと、私方の親戚もいるにはいるんですが、遠方なのと、近いのは耄碌した祖母から300万パクったり、アポなしで元旦に実家を襲撃してお年玉をせしめようとする信用ならん人間なので、あてにしていないというか、排除したいです(むしろいつか尻尾をつかんで合法的に何とかしようと思っている。覚悟しとけ)。


というわけで、以下の順で説明&役割分担依頼(打診)をしました。


①爺&婆
 長女本人の治療にもできるかぎり協力するが、むしろ次女のフォローが重要になるであろうという回答。こころよく次女のフォローを依頼する。


②夫
 長女については、サインさえ書いてくれれば結構ですとこちらから申しでる。
 むしろ受診時次女のフォロー&飯炊き、洗濯を依頼。
(=塾・お稽古・学校とのやり取りは私と決まる)。


③めい(私の妹)家族
 私の妹が闘病中であり、爺&婆とともに、次女をめい宅に巻き込む形でフォローすることはOKいただく。こちらからも妹のために情報収集を心がけることを約束する。


④学校
 担任教師に手紙を書いたうえ、面接。
 装具をつけて学校に行くことになった場合のフォローを依頼する。
 また、学校生活で姿勢や歩き方が気になる場合は、適宜連絡を入れていただくよう依頼(結局家庭外での装具着用は本人が拒否したので、学校でうんぬんすることはあまりなかった)。


⑤夫の家族
 無視(事情をしらないから)


⓺私
 まずは1回目の専門医療期間受診を職場上位sに報告。その後について、私以外の専門系管理職等でのフォローをお願いすることも念頭に置いていただきたいことを依頼。


 部下にも上記報告。上記の事態になっても安心するよう伝えた。
 部下への伝え方は本当に気を遣うが、今回は専門職も多数いたため、あっさりあかるく、一般的な「ごめいわくをおかけるするかもですぅ」で終始しました。


上司の眼が泳いだのきがかりです。


さて、本当の闘いは、ここからでです。